のぴぴのメモ

自分用のLinuxとかの技術メモ

Macbook Air(2010/A1370)にubuntu14.04(Trusty)を入れてみた

(2016/12追記)ubuntu16.04のインストールの話も別記事で書いていますので、そちらも参照下さい。
nopipi.hatenablog.com

1.はじめに

MacbookAir3.1(2010年モデル:A1370)に、Ubuntu14.04.3(Trusty Tahr)をインストールしました。結果的には、14.04では基本悩むところはなくサクサク行くのですが、ググるといろんな情報が出てきて戸惑う(多分古いバージョンのubuntuの情報)ので、まとめてみました。
【補足】
基本的には、ubuntuのページにMacBookへのインストール情報がまとまっているので、こちらを参考にすればOKです。が、MacbookAir3.1/Trusty(ubuntu14.04)という組み合わせが無く他の組み合わせを参考にしたのが戸惑いの原因でした。

前提は以下の通りです。

  • 入れる箱(Mac)
    • Macbook Air A1370(2010年モデル)
      • 機種名/Model: MacBookAir3.1 / A1370
      • 液晶サイズ 11.6
      • CPU/Mem/HDD】Core2Duo 1.4GHz / 2GB / SSD
  • 入れるもの
    • Ubuntu14.04.3(Trusty Tahr)
  • メディア作成環境
    • Windows10(OSレスの中古で、"OS X"環境ないもので...と言い訳^^;)

2.準備(インストールメディア)

ubuntuのインストール用メディアのisoをUSBメモリに突っ込んで、USBメモリブートでインストールしました。

インストールメディアを用意

ubuntuからダウンロード(当たり前ですが)

【ハマったポイント】
Mac用にチューニングされたisoもあるのですが、こちらではUSBブートが(なぜか)できませんでした。MacbookAir5.1とかではこちらを使ってとあるので、やり方があるのかもしれませんが分かりませんでした。

USBメモリブートメディア作成

今回は、"Universal-USB"というツールを利用しました。
http://www.pendrivelinux.com/universal-usb-installer-easy-as-1-2-3/
手順は、下記サイトを参考にしました。

3.インストール

  1. 作成したUSBメモリMacbookに差し、「オプションキー」を押しながら起動します。
  2. ブート可能なメディア一覧がでるので、USBメモリを選択
  3. 後は普通にインストール
    1. キーボード設定は、「日本語」->「日本語(Macintosh)」を選択。
    2. それ以外は、Macbook固有で悩むところはないです。

4.MacBook用のubuntu設定

古いバージョンのubuntuだとドライバーを追加で入れたり、いろいろやらなければならないようですが、14.04は悩む必要はありませんでした。使いやすい用に少しカスタマイズした程度です。

ファンクションキーの反転

初期状態では、ファンクションキーは音声や液晶の明るさ調整がメインで、F1やF2とかファンクションキーとして利用する場合は、fnキーと組み合わせる必要があります。ですが、日本語変換の時面倒なので機能を反転させます。
以下のページを参考にしました。

$ sudo vi /etc/rc.local 
下記の行を追加
echo 2 > /sys/module/hid_apple/parameters/fnmode

マウス変更

2本指で操作できるように設定変更。左バーの「システム設定」→「マウスとタッチパッド」を選択して設定。
f:id:nopipi:20151122165023p:plain

ブート画面修正(CPU高騰という別の問題が出たため見送り)

起動画面に「ubuntus」のタイトルがでてこないという実害はない話です。
これはどうやら、Macbookとの問題ではなくubuntu14.04(Trusty)の問題のようで、uvesafbというフレームバッファを設定することで、表示されました。ですが、uvesafbを動かすために必要なv86dとか言うデーモン(ユーザー空間で動くデーモンが必要と言う時点で微妙な気分ですが)がCPU100%に張り付くという別の問題が発生したので、結局断念しました。参考にしたサイトをリストします。

5.使いやすくするために

ランチャーへの登録

デフォルトではターミナルが、左メニューバー(Launcher)にないので追加します。

  1. ランチャーの一番上のボタンを押し検索画面を出す
  2. 検索ボックスから「Ter・・・」と入力すると、ターミナルが表示されるので実行する。
  3. 実行するとlauncherに実行アプリのボタンが追加されるので、右クリックして「Launcherに登録」を実行

アップデート

立ち上げて暫くするとアップデートを促するメニューが出てそれを実行すればよいですが、手動実行する場合は以下の通り実行します。

GUIから実行
  1. 検索から「update」と入力し、アプリを実行
CLIで実行

ターミナルから以下を実行します。

sudo apt-get upgrade

パッケージの追加インストール

sudo apt-get install vim
sudo apt-get install openssh-server
sudo apt-get install gimp 

備考

これまで10年前のLet'sNoteにFedoraを入れて使っていましたが、持ち歩きがかさばるので中古でmacbookを買って、せっかくだから今まで使ったことなかったubuntuを使ってみようかなと思ったのがきっかけです